赤毛のアン(抜粋)対訳とCD

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先週、CD(2枚セット)が完成いたしました。
(挿絵付き対訳本は8月か9月完成予定です)

赤毛のアン 裏面

CD-1 第1章~第20章

CD-2 第21章~第38章

CD1とCD2

対訳本のPDFを載せました。(PDF)
ただし、これは校正前ですので、若干の変更があると思います。

対訳本には、各章に挿絵を入れますので、全部で38枚で、本は100ページくらいになりそうです。
各章の難しい単語には訳を付け、それをナレーターが朗読します。

本来大人向きに書かれた本なので、高校生以上が対象です。
ただ、挿し絵と日本語訳があるので、中学生が読んでも楽しむことができると思います。

抜粋ではありますが、ストーリーに付いていけなくならないよう解説をつけて補ってあります。

 

 
第1章の文章と音声、および挿絵です。

(ホームページのお知らせ欄には、第1章から第4章をサンプルとして載せてあります)


赤毛のアン Anne of Green Gables

モンゴメリー Montgomery

朗読/シドニー・スタンファー 

対訳(抜粋)、挿絵/工藤 律

 

CD 1 第1章~第20章 (58分)

CD 2 第21章~第38章 (61分)

第1章 MRS RACHELL LYNDE IS SURPRIZED/レイチェル・リンド夫人、驚く

(CD 1)

She was sitting there one afternoon in early June.

彼女は6月の上旬のある午後、そこに座っていた。

(レイチェル夫人は自宅前を正装のマシューが馬車で通り過ぎるのを見た)

But Matthew so rarely went from home that it must be something pressing and unusual which was taking him;

しかしマシューは、めったに家から出ないので、何か緊急で普通でないことが彼に起こったから出かけたに違いない。

He was the shyest man alive and hated to have to go among strangers or to any place where he might have to talk.

彼は、一番の恥ずかしがりやで、知らない人の中に入ったり、話さなければならないような場所に行くのを嫌っていた。

”I’ll just step over to Green Gables after tea and find out from Marilla where he’s gone and why.”

「お茶の後グリーンゲイブルズに行ってみるわ。マリラから彼がどこへ何しに行ったのか、探り出さなきゃね。」

(さりげなくマリラに会いに行く)

” Good evening, Rachel, “Marilla said briskly.

「こんにちは、レイチェル。」マリラは元気よく言った。

“This is a real fine evening, isn’t it.? Won’t you sit down? How are all your folks?”

「いい夕方ね。おかけになって。みなさん、お元気かしら?」

”We are all pretty well .” said Mrs Rachel.

「私たちは、おかげさまで順調よ。」と、レイチェル夫人は言った。

“I was kind of afraid you weren’t, though, when I saw Matthew starting off today. I thought maybe he was going to the doctor’s.”

「今日マッシューが出発するのを見て、あなたたちが心配になってね。彼が、お医者様の所へ行ったのかと思ったの。」

“Matthew went to Bright River. We’re getting a little boy from an orphan asylum in Nova Scotia, and he’s coming on the train tonight.

マシューはブライト・リバーに行ったの。私たち、ノヴァ・スコティアの孤児院から、男の子をもらうの。その子が汽車で来ることになってるの。」

“If Marilla had said that Matthew had gone to Bright River to meet a kangaroo from Australia

Mrs Rachel could not have been more astonished.

マシューはオーストラリアから来たカンガルーに会うためにブライト・リバーに向かった、とマリラが言ったとしても、彼女はこれほどまではびっくりしなかっただろう。

She was actually stricken dumb for five seconds.

彼女は、実際、驚きのあまり、5秒間、口がきけなかった。

” Are you in earnest, Marilla?”

「マリラ、気は確かかい?」

”Yes, of course.”

「ええ、もちろん。」ーー

ーーー

(マリラとマシューは、知り合いが女の子を孤児院から引き取った話を聞いた。)

So Matthew and I have talked it over off and on ever since.

それで、マシューと私はその時以来時々、話し合ったんだよ。

We thought we’d get a boy.

男の子をもらう事にしたんだ。

(レイチェル夫人は、不幸な結末だった例として、引き取った男の子が、雇い主をうらんで殺した話や、女の子が家に火を付けた事を言うが、マリラは、うちが引き取るのは男の子だし、とか言ってはぐらかし、聞く耳をもたない。共に未婚のマシューとマリラ兄妹は、高齢のため、農場経営が負担となり、どうしても人手が必要だった。)

Mrs Rachel would have liked to stay until Matthew came home with the imported orphan .

レイチェル夫人はマシューが引き取った男の孤児と帰宅するまでそこにとどまっていたかった。

But reflecting that it would be a good two hours at least before his arrival she concluded to go up the road to Robert Bell’s and tell them the news.

しかし、彼が着くまで少なくとも2時間はたっぷりかかることを考え、彼女はロバート・ベルの所へ行って、彼らにこのニュースを話すことに決めた。

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